湯澤毅然コレクション 第2巻 ある町の物語 I

物語に秘められたユートピア。
妖怪が織りなすニンゲン社会。
散りばめられた
Only yesterdays short stories

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新刊小説
熊井恭子 織の造形

50年余に関わり続けた織るという作業は、同じことの繰り返しではない。
その熊井恭子氏の作品集。

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新刊芸術・工芸
草の星

詩を書くことは、手紙を書くことだろうか。
星星は叢にひそむ「ことば」掬いだし詩へと変容させる。
・・・・・
でも 誰にでも いつもでも
人は手紙を書くことをやめはしないだろう
ささやかながらわたしもこうして
ここの草の星で

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新刊詩集
パクス・クルトゥラ-平和構築の要諦としての文化

世界的に生じている文化財の破壊、宗教的急進主義及び数々の紛争は、有形無形の人類の文化遺産に対して甚大な悪影響を及ぼしてきている。
内外の社会的緊張は、文化を通じて軽減が可能であり、またかくあるべきであると断言する趣旨が本書で確認される。

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新刊社会問題歴史
麹町中屋敷跡考-近代の序幕を告げる土地の記憶

歴史もまた細部に宿る。
幕府崩壊と明治政府誕生の変遷をこの地は見続けた。
史料と取材を紡いで織りなす麹町の光芒。

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新刊歴史
湯澤毅然コレクション 第1巻 アンチテーゼ

トンボの眼。トンボの翅。
名もなき人たちの痛苦にみちた声を、自在の筆致、複眼の眼差しで描くショートストーリー29篇。
余命宣告から2年余。膨大な原稿を遺し著者は55歳で逝った。本書はその第1巻である。
全7巻を刊行予定。

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新刊小説
黙らないための雑記帳
黙らないための雑記帳

「3・11以後、私たちは何処にいるのか」
中国の著名な作家残雪の翻訳者として知られる著者は、3・11のおよそ1年後、原発事故がもたらしたこの国の病理をブログで発信しつづけた。
その真率な発言は遺言となってその後を生きる私たちに問いかける。

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新刊エッセイ
山崎洋仕事集

「戦争は真実が死んだときにやってくる」
ユーゴスラビアからセルビアへ。
大国に翻弄され続けた国に生きた60年。
その活動と思索の集大成。
著者はブランコ・ヴケリッチ、山崎淑子を両親として東京に生まれ、1963年、自主管理社会主義の研究のためユーゴスラビアに向かう。以来60年、ベオグラードから、内戦、制裁、空爆など激動する世界を見つめ、ジャンルを違えて発言してきた。本書はその集大成である。〔巻末/後記〕「山崎洋君のこと」にその生涯が記述される。

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新刊社会
市場はなぜいつも歪んでいるのか

多様かつ無数の消費者や企業が、自由に行動する市場は、なぜいつも歪んでいるのか。複雑系研究の視点から、市場の普遍的な構造ないし秩序を観察し、その創発メカニズムを明らかにする。

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新刊経済
古井由吉 その文体と語りの構造

「朦朧(もうろう)派」と呼ばれ、曖昧で独特な古井由吉の小説世界。その文体の構造に迫る。

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新刊文芸評論
大地の歩き方

社会の「違和感」をひもとき、未来をつくるカギは“地勢”にあった‼
地理情報科学を学び、「地勢学」の観点から地方自治に取り組む著者が伝える、日常に役立つ四つの思考
・異なる角度から物事を見つめる「俯瞰とあおり」
・情報を重ねて違和感を探す「レイヤー」
・過去と現在を掛け合わせて未来を探る「縦軸」
・事象を広範と局地で捉える「縮尺」

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新刊社会
月刊「浄土」編集後記集 仏心独語

決められた字数を刻んで四半世紀。折々の世相や出来事、季節の移ろいを、仏教の根本思想と自作の句になじませ、この国の「病理」をも指摘する265篇。

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新刊
わたしと日本の七十年 −オランダ人銀行家の回想記−

昭和25年、作家志望のナィーブな青年はオランダの国際銀行のバンカーとして、戦後の傷跡を色濃く残す日本へ降り立った。最初の赴任地神戸を皮切りに大阪、東京と転勤し、ほぼ昭和の日本の歩みを共にした。その間、市井の人、時代を代表する人などとの交流、見合い結婚した妻、豊子との出会いと暮らしなどを織り交ぜて、今日に至る70年を回想する。
ロンドンで出版され、好評を博した、 “THE CALL of JAPAN”待望の翻訳!

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新刊
僕たちのバルセロナ

カタルーニャ自治政府サン・ジョルディ十字勲章受章者である著者が、30数年前、強引に家族を連れて渡ったバルセロナ。スペインにあってスペインではない都市バルセロナでの濃密な思い出を長男悠君の視線で綴る。

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