著者:三宅中子
発行年月:2021年10月
ジャンル:哲学
判型 / ページ :四六版/586ページ
ISBN978-4-88866-660-2 C0095 ¥4500E

定価(本体4,500円+税)


アレクサンダー大摩王下のピュロンと、古代インド思想の出会いがもたらしたギリシャのピュロリズム。その系譜は500年後のセクストゥス・エンピリクス、1900年後のモンテーニュに引き継がれ、そのエポケーしてさらに探求を促す哲学は習慣と切り結んでデカルトやパスカルに影響を及ぼす。著者の広範かつ柔軟な発想と文献渉猟は、本居宣長やベルクソン、ニーチェなどを包み、知への飽くなき興味えお満喫させる人文書の白眉。