ご挨拶に


代えて

一冊一冊の積みかさねを糧に

小社が自費出版部門を設けた1985年当時は、大手出版社数社をふくめ10社にもみたない版元が朝日新聞の連合広告欄に参じ、それぞれの特性を掲げて周知につとめました。小社の特性(姿勢)は「著者に寄り添い、原稿を精読し、原稿に相応しい本づくりに努める」ことであるとしましたが、現在も変わりなく、一冊にこめられた著者の思いを具現化する緊張感をいだきながら、印刷所や製本所、用紙店など、取引先の協力を得て、600余冊の生誕に立ち会ってきました。 その間、著者の歓心を誘うかのような大々的な広告を掲げる社も現れましたが、私たちは「小さな場だからこそ出来る本づくり」を信条とし、重ねられた一冊一冊から学んだ経験を糧とさせていただき、これからも細い道のりを歩み続けようと心あらたにいたします。 幸いなことには、これまで生まれた作品のなかに、マスメディアはじめ専門紙誌によって紹介されたものが多くあることです。これは原稿の力に由るのは勿論ですが、その実現に多少なりとも寄与できたのは励みとするところです。 近年、書籍の制作に関する技術革新はめざましいものがあります。小社は関連業者とのコミュニケーショーンを密にして、その流れを理解し、取り入れることによって、著者の負担をすこしでも軽減できるよう努めております。 こうしたささやかな営為とかわらない姿勢、実績をご理解ねがいまして、小社へのご用命を心よりお待ち申し上げます。

西田書店一同

イラストは創業当時の西田書店社屋。 現在、小金井市の「江戸東京たてもの園」に移築

本ができる


まで

よくある


ご質問

自費出版に関するお問い合わせの多いご質問を掲載しています。
各質問をクリックすると回答が表示されます。

Q : 見積書の提示、原稿の素読みを依頼したのち、出版を取りやめた場合の費用は? ▼

A : 上記仕様程度のボリュームでしたら請求することはありません。

Q : 支払方法は? ローンは組めますか?

A : 初校出校時に半額、製本完了後一ヵ月以内に残額のお支払いが原則ですが、著者のご都合で刊行後一ヵ月の一括払いでも結構です。ローン制度はありません。

Q :校正の費用はかかりませんか?

A : 原則として著者校正と社内校正ですすめますのでかかりません。数式や専門用語が頻出する原稿などは著者の合意のもとで校正の専門家に依頼します。この場合、再校まで1頁800円前後が目安です。

Q :手書き原稿(生原稿)の場合の費用は? ▼

A : 42字×16行程度の文字数で1400円前後の費用がかかります。

Q :執筆依頼は可能ですか? 一部書直しの場合は? その費用は? ▼

A : 取材をもとにした原稿作成は可能です。一部書直し(リライト)も引き受けています。
原稿の難易度やボリューム、内容によって異なります。リライトも同様です。これらは著者との相談の上取決めています。

Q :何らかの事情で制作途中で中止を求めた場合は? ▼

A : その時点までの費用のみのご請求となります。

Q :東京近郊以外の著者の打合せはどうなりますか? ▼

A : これまでも外国在住の著者の本を刊行したことがあり、遠方の場合は、eメール、電話、ファクシミリ、郵便などで緻密に連絡を取り合うことによって問題は生じません。

Q :カバーなどのデザインは専門家に依頼せず、著者自装は可能ですか? ▼

A : 市販希望以外は可能ですが、用紙の選択などはアドバイスさせていただきます。

Q :市販(全国書店販売)を希望する場合はどうなるのでしょう? ▼

A : 市販の可否判断は原稿次第です。明らかに営利行為を目的にしたものをお断りするのは当然ですが、記述に誤謬が多すぎるものや、公刊に値しないと判断した作品もお断りしています。文章に難があっても、リライトによって作品性が高まると判断されたものは、著者との相談の上、市販に供することが出来ます。

Q :市販の場合売れ残った本はどうなるのでしょうか? ▼

A : 希望に応じて当社の倉庫に保管します。保管料は冊数によって異なりますが、月額3000円程度です。費用は売り上げから相殺するケースが多くあり、一定期間をおいて引き取っていただくことになります。

Q : 本の仕上がりサイズや制作希望部数は相談出来ますか? ▼

A : はい。可能です。詳しくご説明いたしますのでお気軽にご連絡ください。