
弁護士 布施辰治
著者:大石進
発行年月:2010年3月
ジャンル:評伝
四六判:318P
本体2,300円
戦前戦後、常に社会的弱者とともに闘い、韓国・建国勲章を受章した唯一の日本人布
施辰治、その圧倒的な人生を孫である著者(大石進:日本評論社社長・会長)が語る。
「私は、祖父を愛をもって語ることが出来るようになった」―あとがきより。
「(前略)布施の人生最後の大きな舞台が三鷹事件である。被告の竹内景助は、七回
も供述内容を変えて犯行を『自白』したが、
一審の無期懲役が控訴審で死刑判決に変わると、以後は一貫して無実を主張する。/
布施と竹内の往復書簡には息をのむ。
なかでも、竹内が自白に至る経緯を自ら綴った書簡は圧巻だ」黒岩比佐子氏(ノン
フィクション作家)――読売新聞書評(2020年4月25日)より。