既刊
葉書に書いた人物スケッチ

雑誌『Number』『文藝春秋』などの編集長を歴任した著者が、コロナ禍に「ふと、かつて取材した人、先生、友人知己のことを葉書一枚に一人ずつ書き留めて、誰に出すあてもないので妻宛にしてポストに投函してみようと思った」計368枚の葉書から、いきいきとした人物像が伝わる。

続きを読む
新刊
わたしと日本の七十年 −オランダ人銀行家の回想記−

昭和25年、作家志望のナィーブな青年はオランダの国際銀行のバンカーとして、戦後の傷跡を色濃く残す日本へ降り立った。最初の赴任地神戸を皮切りに大阪、東京と転勤し、ほぼ昭和の日本の歩みを共にした。その間、市井の人、時代を代表する人などとの交流、見合い結婚した妻、豊子との出会いと暮らしなどを織り交ぜて、今日に至る70年を回想する。
ロンドンで出版され、好評を博した、 “THE CALL of JAPAN”待望の翻訳!

続きを読む
既刊
投稿による総合文芸誌 あとらす NO.46

続きを読む
新刊
僕たちのバルセロナ

カタルーニャ自治政府サン・ジョルディ十字勲章受章者である著者が、30数年前、強引に家族を連れて渡ったバルセロナ。スペインにあってスペインではない都市バルセロナでの濃密な思い出を長男悠君の視線で綴る。

続きを読む
既刊
ととこのあたま 野茂木ななエッセイ集

見開き2頁に収められた66篇のエッセイは、日常に挟まれた旅や交友、写真家である夫のエピソードなどを、衒いのない微笑ましい筆致で綴る。

続きを読む
既刊
投稿による総合文芸誌 あとらす NO.45

続きを読む
哲学
『習慣の精神史』書評「読書人」2022年1月7日

2022年1月7日「週刊読書人」書評  

続きを読む
既刊
青き淵から

渋沢栄一記念財団発行の『青淵』誌に、1999年から2017年に亘って発表された随筆を一冊にまとめた本書は、その静謐な筆致に、戦争や原爆に対する告発が込められている。

続きを読む
既刊
メキシコ文化の機能不全 パンデミック・T-MEC・文化財

本書は概説書ではない。しかし、文化に関する法律への度重なる言及に加えて、近代国家の創設以来の文化財の擁護における国際的行動の引き金になる日常的な事実の語りによって、読みやすい内容になっている。 また、著者のこれまでの著作の中で取り上げられているメキシコ及び世界の芸術的背景は、著者が数十年に亘って取り組んできた分野での権威をも示すものである。サンチェス=コルデロの著作は、様々な政権の教育文化政策の懈怠を超えて、官僚制度の怠慢及びその尊大さを常態化する社会的無関心への戦いの必要性を警告する自らを含めた人々の重要な存在を立証している。(『プロセン』編集長ホルヘ・カラースコ=アライサガ、本書「序文」より)

続きを読む
既刊
Mへの手紙 パリ

モンパルナスとは、ある精神状態だ。
1998年から99年にかけてのパリ暮らしをほとんど美術館や個展巡りに費やした著者が、折々のパリの風物を交え、友人Mへ書き送った11通の書簡から往時の美術界の動向が生き生きと伝えられる。

続きを読む