著者:植村雄太朗
発行年月:2012年5月
ジャンル:戦記文学
四六判 / 240ページ
ISBN978-4-88866-557-5 1800E

定価(本体1800円+税)


手紙と回想による或る家族の太平洋戦争

国家は家族を引き裂き、戦争は未完の人生を量産する。「国家」を声高にする者、「戦争」を謳う者はつねに愛国者の装いを纏う。
*「1939年生まれの著者が、戦争で引き裂かれた自身の家族の歩みを書き起した。元になるのは父が戦地からも送り続けた手紙と、母の詳細な回想録。それぞれの記録が丁寧に編み込まれ、証言に厚みをもたらしている。」南日本新聞「郷土の本」掲載(2012年5月27日)