著者:村田省吾(むらた しょうご)
発行年月:2019年 1月
ジャンル:文芸
判 / ページ : 四六判 上製本 / 280頁
ISBN:978-4-88866-630-5 C0095 ¥1350E

定価 (本体1350円+税)


幕末動乱に翻弄された一郷士の流転を、異色の作家(建築家、前北茨城市市長)が書き遺す。

新撰組局長芹澤鴨の盟友であり、組織上の配下であった水戸藩郷士平間重助は、芹澤暗殺の夜、襲撃から逃れ行方を晦ました人物として知られるのみで、幕末動乱の史実から消えかかろうとしている。著者は「逃れた重助」のその後を丹念な資料を蒐集し、その生涯を好古の小説として完成させる。